何が「正しい」かが~デカール学
とりあえず「ランベア本体」に関してはあらかたの塗装ができたところで
いよいよ
空母のデッキの白線デカールを貼っていこうかというところに来ています。
いわゆる「水転写式」デカールであります。
ただ、ここでこれまでもそれなりにやってきたこの作業で
色々と考えることができてきたので、「ランベア」やる前に
その辺、ネタ的に考えてみたいと思います。
さて、この「水転写式」デカール
当方「デカールベタベタ大好き派」ということもありまして
HP開設以前からアチコチで
これでもか
と言わんばかりにベタベタ貼ってきたのですが
コトここにおいて検証したいことが浮上しまして
結果いかんではちょっとですまない恥をさらすことに
なるかもしれません。
「なるかもしれません」を強調したのは
今までやっていた方法が「なんだか間違ってね?」な状況で
「正しいであろう方法」を試みたところ、
たぶん「やり方が悪い」のだろうということを前提にしながらも
「正しいであろう方法」がまったくうまくいかなくて
ちょっと疑心暗鬼になっている自分がいたりするからです。
ということで「たぶん」恥さらし開始です。
今まで水転写式デカールを貼る際に私は
「貼るヤツ」を大まかに切り取って水につけ(まぁここまではいいはず)
「水に沈めたまま」ピンセットとかでデカールが台紙から動くのを確認して
ビショビショの状態のままピンセットで引き上げ、
貼るところでデカールをスライドさせて貼り
綿棒とかで水気を取る。
といったやり方をしていました。
・・・あぁぁ、書いちゃった。恥ずかしい・・・でも事実ではあります。
トモダチにも
それ、ノリなくなっちゃってくっつかないんじゃ?
と言われました。
とはいえ、実際には今まではコレでどうにかなっていました。
ごくまれに
最後のつや消しトップコートの風圧でちっさいのが吹っ飛んじゃった・・
なんてことはありましたが
ホントに「ごくまれ」で、そんなに支障があるようにも感じなかったのです。
どうにかなってるんだったらそれでもいいんじゃね?
そう言っちゃうとネタにならな
やっぱりメーカーさんは
正規の方法で「一番いいデキ」になるように作られているはずだと思うので、
そこはマジメに向き合ってみたいとも思うのでありますヨ。
ということで、「たぶん」恥さらしは終わり。
じゃぁ、その辺を検証してみたいと思います。
昨今、デカールに関しては
「○○ガンダム専用デカールセット」ってなヤツから
バンダイ純正じゃないけど色んなのに使える「コーションマークセット」とか
わりと市場では充実しているようでございまして
私もそれなりに色々買いこんでいるクチではあります。
そんな中でも
検証と言えども無駄な使い方はしたくありません。そこで
まぁ、使うことはないもしくは
ホントに「○○ガンダム」じゃないと使えない(例:機体の型番とか)
とかを「ここぞとばかりに」使っていきましょう。
最初に目に付いたのが
純正の「○○ガンダム」専用デカールとかのだいたい右下についてる
バンダイロゴです。
さすがにこれを使うことは・・・
・・・ネタで貼るのはアリか?
余計なことは考えずに「検証材料」となっていただきましょう。
ただまぁ、コイツ
なんかかなり古そう・・・・塗料とかも付いてるし・・・
多少その辺も加味しての検証ということにしてしまいましょう。
デカールの正規の「使用方法」については
本体に付属している「使用方法」や「どこかのHPや動画」によって
それなりにバラつきがあるようですが
軽く要約、
① まず貼りたいデカールを台紙ごと大まかに切りとって
② 水につける(ここがバラつきあって3秒とかもあれば30秒とか)
③ 台紙から動かせるようになるのを確認してスライドさせて貼り付ける
いや水につけるの3秒ってどうよ。
いままで「水中で動くようになるまで」沈めっぱなしの私からすれば
信じられない短時間です。
まぁでも、常識が覆る瞬間ってのはいつも「こんなもの」なのでしょう。
そこはまだ「チキンヤロー」の私、一応30秒水につけて引き上げます。
しかしここからです。
③の状況でだいたいの待ち時間と具合を教えてくれるHPや動画もありまして
まぁ、1~2分で「動くか確認してからやろうね」みたいなのが
よく見受けられました。
なるほど、確認はしなければいけませんが「だいたいそのくらい」ということで
さっきのバンダイロゴを
・30秒ほど水につけて
・2分待って
ノリがなじんで動かせるかどうかを
ピンセットで「クイッ」と確認したところ
・・・・・
すいませんバンダイさん!
社名ロゴがボロボロ
・・・ちょっと失敗しちゃいました。
社名ロゴがグチャグチャになってるのはさすがにちょっと掲載できな
都合によりアレな画像を貼るのはちょっと止めておきましょう。
うーん、何がいけなかったのだろう?
謎は深まるばか
いや、やり方が悪かったんだろ?という解釈にして
もう一度検証、
写真ではわかりにくいですが水に沈めている状態です。
「XXXG-O1S」はシェンロンガンダムの型番です。
こんなの「シェンロンガンダム」買わないとほぼ使うことはないです。
ブツ切りにして「一文字ずつ」使うとか
・・・まぁ使わないでしょう。
同じように「正規であろう」方法でやってみます。
一定時間待っても台紙から全然動く気配がありません。
しかもなんか表面が乾いちゃってて
このまま待っててもデカールが動かせるようになる気配を感じません。
水につけるのが足りなかったのか?
そう考えたくもなりまして
もうちょっと水につけてみよう。
これでスライドできるように
中途半端に動いてボロボロになるなや!
待てなかったのが原因なのか?
いや、2分以上は待った。待ちすぎてダメ?
でも早けりゃデカールが動かない。
そんなピンポイント(1分!ここだぁ!!みたいなの)がデカールに必要なの?
この辺で「何が正しい方法なのか」ひさしぶりに嫌な疑心暗鬼が出てきました。
そこで、「てめぇの中」で原点回帰してみましょう。
しかも難易度をちょっと下げて「若干ちっさめ」のヤツでやります。
大きさ1cm程度の
でも個人的には「チョイ大きめ」のデカールで
まずは
これまでやっていた「てめぇのやり方(前述のあかんヤツ)」でやります。
写真は沈みっぱなしのデカール(おおかた1cmくらい)のヤツです。
シェンロンガンダム専用のヤツです。問題ありません。
1cm四方のモノなら「私の従来の」やり方でいけているようです。
この辺ですさまじく「世間のやり方」に疑心暗鬼が生じてしまうのですが、
言うなればこいつは「まだ小さいから」できている
という可能性も考えまして
もう一度「成功した同じヤツ」と失敗した「長めのヤツ」を水に浸して「俺式」で
やってみたところ
「長いヤツ」はちょっとやらかしてしまいました。
だが、それ以外は先程の「正規の方法」よりはやらかし度が低いようです。
コトここに来て疑心暗鬼になりながらも
やはりやり方が悪いのだろう
と、考えはするのですが、
商品名のデカール(写真赤丸のヤツ、長さ2cmくらい)
まぁまぁ大きめのヤツも
「私の」従来のやり方でなんとかできています。
だからと言って
イコール「従来のやり方らしきヤツ」が間違ってるんだ、などと言う気は
まったくありません。
とりあえず「キットのデキとしてうまくいっていない」いわゆる「最悪の事態」は避けたいので
ここはこのまま今までのやり方でいく事としましょう。
ただ、私は絶対的に少数派なのだろうということを認識しながら
何をどうすればいい方向に行くのか
今後はこの辺を「気が向いたら」また検証していきたいと思います。
それまでは従来通りの「我流」なのかな・・・・。
この辺解決されずモヤモヤしたまま
「ランベア滑走路白線」に突入することになりそうです。
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