水と油

現在制作中の「HGバウンドドック」はHP開設から数えて7作目になります。
少し話は逸れますが、
このHPでは色々「自分本位な」思惑がある中で

基本的にカネはかけたくない。

ってな所がございます。
で、塗料に関しましても「マニュアルには沿うけど理想と違うなら無視」で

手元にあるやつでどうにかしろ

的なこと「も」やってきた経緯があります。
とはいえ、回を重ねるごとに

どうあがいても

これは新たに買うしかないか

ってな塗料が1作品につき少しは出てくるわけで・・・

何が言いたいのかと言いますと、

どんなに切り詰めても

それなりに塗料が余ってはビンは増えて行くのです。
箱の外側に置いているのは直近で使う予定のある「だろう」やつらです。

たぶん「ガチ勢」からすれば、

この程度の数で何ぼやいてんだ

ってな所かもしれません。

実際某模型店で何年か前の話ですが「塗料15色くらい(パッと見全て違う色)大人買い」な人を
見たことがあります。

まぁ、そんないまだ「私のはかり知れぬレベル」のとこはさておいて
今は「そこまでの事態」は回避できていると考えるとしましょう。

そのうえで

単色(混ぜなくていい)に関しては店頭に

油性はないが水性はある(逆もしかり)

ってな展開もあります。

別の店であるかもってな可能性も考えはしますが、

その場では、

まぁ・・・今回はこれで行くか

と考えてそれを買っちゃうわけであります。
で、その後別のキットでも使えれば・・・

・・こういうのを重ねて使い切れずに残っていくのですが

そこには水性と油性の違いが・・・

そして、そんなことを繰り返していると

ついに・・・

前フリが長くなってしまいました。
本題に行きたいと思います。

「ついに」なんだって?

いや、そこ、今からちゃんとやります。
いよいよ、バウンドドックの基本色のひとつ

「濃い青」部分を塗装していきたいと思うのですが、

前回、「最低でも2回に分けてやらないといけない」ってな所を掲載しました。
それ自体も「それなりにメンドクサイ事態」なのですが、

前フリからの「調色」に進んでいきます。

バウンドドック「濃い青」部分の「マニュアルでの配色」

・コバルトブルー 85%
・パープル 10%
・黒 5%

です。ここで今度は前フリに戻りまして、
ため込んでる塗料の中で、

現在手元にあるやつ

(水性)
・黒
・コバルトブルー(残り少ない、多分足りない)

(油性)
・黒
・パープル(残り少ない、多分足りない)

まぁ、こんな状況なのであります。
どっちにしても「1色どうにかしないと無理くさい」ところは拭えません。
簡単に言うと
水性のパープル買うか油性のコバルトブルー買うか・・・

だいたいこういう時、瞬間で「余らせにくい方」ってなことを考えます。

個人的な判断で今回は「油性のコバルトブルー」を購入しました。

この段階で
水性油性の両方で「コバルトブルー」を所持していることになります。

前フリの「ついに」がここに繋がることとなります。

いつかはこんなことも出てくるかと思っていましたが、
いざそれを並べてみると

おんなじコバルトブルーなのに、なんか全然色が違うのです。
これまで原色(赤とか黄色とか)系以外で水性油性が揃う事態はありませんでした。

まぁフタがこんなでも中身は・・・ってなパターンもあるかって思っていたら

やっぱりどっちもフタに近い色です。

どっちも「コバルトブルー」です。
この違いは何でしょう?
なんか基準でもあればいいのですが全くわかりません。

まぁそれでも、

これで困り果てて止まっているようじゃ、

今まで培ったゴマカシスキル「応用力」は何も発揮されていないことになります。

なので、今回購入した油性の「コバルトブルー」を起点にして

近い色作りましょう。
ちなみに、ちょっと前に記載した「実際のレシピ」だと
なんか灰色じみた感じでクスんでいます。

元々のキットと近い色にするなら「赤み」が欲しい。
ツイている(?)ことに油性の「赤」は手元にあります。
紫の代わりにそいつを使うとして
作った配分が

・(油性)コバルトブルー 80%
・赤           10%
・黒           10%

こんな感じでしょうか。

使えるものはガンガン使え。

水性油性でコバルトブルーの色がこんなに違うのなら
そういう応用もアリと考えましょう。
油性パープルやめて赤で代用、

黄色丸の「ドック」のところまで調色。
肉眼では結構近いところまでデキています。
色はとりあえず「どうにかできる」と解釈致しまして、

これでいってしまいましょう。

1回目で必要なミゾオチのほかに「今やっても差し支えなさそう」なヤツを

さっとマスキング(なんて言ってますが実際は結構時間くってます)。
色さえできているのならあとはベタ塗り、

第1陣ということで数も少なめ、
ミゾオチのチッコイヤツを先に塗って、
ついでにちょっと進めることができたらいいな
ってなところです。
塗料を多めに作って少し保存して置くのが
次の塗装に備えてのとーぜんのことかと思うのでありまして、

多めに作って半分残しています。

ただね、塗料の管理が「わりとアレ」な私としては、

因果応報 | 仕事がおそいタカペニョッソスのプラモ活動記 (shigoto-osoi.com)

2年くらい前に「なぜか混ざらない」なんて経験しているのも一応忘れてはいません。

そして、

それを加味してもこの保存した量って、

全然足りていない気がします。
残っているのは「面積的には」たぶん今回の塗装量より2倍くらい多いです。
塗料の配分はある程度わかっているので、
「ほぼ」同じ具合のやつが作れると考えたいところです。

しかし、

よく見てみれば、
ここから、「肩のライン消し」に加えて
アチコチのマスキングとかが盛りだくさんでして、

今回、案外基本色(赤系も含めて)塗装、
まだひと山ふた山ありそうな予感がしてなりません(TT。

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