2色をまたいでスジボリ延長
さて、前回バウンドドックアタマのスジボリをやる際に
ここまで色の対照差が際立ったパーツが密着している
機体を今までスジボリしたことがありませんで、
どうしたものかと悩んだあげく
色の境目を延長して直線を彫ってみたら
これスミ入れどうしよう。
という、
あらためて書いてみてもやっぱり頭を抱えたくなる
事態に陥っています。
今まで手掛けたことがないぶん、どんなふうになるのか
私としては経験値も欲しい所なので
恥さらしがてら検証していきましょう。
で、
上の写真の「白い線」は毎度のごとく
表面をヤスリで削って
ミゾにそのポリスチレンの粉が詰まった状態です。
・・・「白」も案外悪くないんじゃ・・・
いやいや、ちょっと「目立ちすぎ」感があります。
かと言って「黒」では「濃い青」パーツはたぶん線が見えません。
いや・・・「白か黒」かじゃなくて「間」があるわけでして、
手元にあったエナメル系「ライトグレー」1色で全部スミ入れ。
ちょっと塗料濃すぎたかもしれません。
ここでよくよく考えてみれば、
この検証、未塗装でエナメル系の塗料と溶剤流しているので
パーツが割れたりしないか若干の不安を感じます。
あまり数はこなせないと考えておくとして
拭き取る前の段階ではそれなりに両方の線が映えてる?
と思ったが
はみ出たやつを拭き取ってみたら、
やっぱりちょっとピンク部分では色が弱い?
いえ、
写真の撮り方がヘタなのでしょうか、
肉眼で見るかぎりはそれなりに両方とも線が映えています。
色合いだけなら「これでもよいか」と思わなくもありません。
しかし、自分で彫っておいてあらためて見ると
やはりガラ的になんか気に入りません。
なにが気に入らないのかを考えて見ると、どうも
やはりこの境い目のようです。
たとえば黄色円の真ん中のヤツ、
色をまたいで線を延長しているので、
コイツは一枚の外装パネルのようにも見えます。
そう考えると「真ん中で色分けしている外装パネル」となるので
パネルの「配色」的に気に入りません。
もしコイツを
「色ごとに分けている2枚の外装パネル」と考えたら
今度はパネルの「配置」的に気に入りません。
あくまで個人的な感想としたうえで
この段階で色々アレなところが露呈してきていますが、
恥の「かきついで」です。
この状況下で、ピンクの部分だけ「黒」でスミ入れしてみると
これはさすがに想像通りでした。
両方の線「だけ」は映えていますが私的には違和感ありです。
ちなみにピンクのパーツに「ダークグレー」のスミ入れも試しましたが、
「ライトグレー」1色とほとんど変わり映えしなかったので写真は割愛します。
ここまでやった結論としまして、
色の対照差が際立ったパーツが密着しているところで
パーツをまたいでスジボリ線を延長するのは私好みの結果にならない。
大事なトコをあえて2度書きます。
「私好みの結果にならない」
「ガンプラは自由」なはずなので「正しい正しくない」とは決して言いません。
そして、ピンク部分をどうするか考えた結果、
そこそこ細い所なので「消す」ことにしました。
ピンク部分は「フレーム」のような扱いとしてしまいます。
「濃い青」パーツと密着しているだけに、
ヤスリで削りすぎておかしな段差ができるとイヤなので、
ちょっとコストかけますが削りやすいパテで埋めます。
乾燥を待ってカッターとヤスリで整地、
よし、光に透かしてもピンク部分のスジボリ線は浮き出ない。
段差もたぶん違和感なし。隠滅完了、
ってなわけでもなく、と―ぜん横から見ると埋めた跡が見えます。
もちろん塗装したら消える予定です。
まぁ、一部の作業が無駄になって余分な作業が増えたわけではありますが
これだけで済んだぶん、ココでやっておいてよかったとしておきましょう。
そのうち「自分自身が復習するかもしれない」ということで、
この「やらかし」を検索しやすそうなタイトルで1記事にしました。
この辺を糧にして
ココとかこことかにつなげ・・・
・・・外したままスカートの中に隠れてて忘れていました。左肩です。
ちっさいパーツに3色詰め合わせ、しかも球形、
どうしようこれ・・・
まぁ、考える時間はまだあるとしても
今日の流れで行けばなかなか「ハードモードな予感」が漂っています・・・。
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