脱・目分量?
現在、HGバウンドドックの制作に取り掛かっている所なのですが、
このHGバウンドドック、
単に「この機体が好き」で欲しかった
次第でございまして、
前作のFG&HGシャアザクみたいに
「関節とか作ってみてFGをHGみたく動かせるようにできないか?」
といったような、「これで○○してみたい」的なテーマがありません
・・・でした。
過去形です。
仮組して見てわかりましたがHGバウンドドック、
スカートは言わずもがな、スネとか左手とか
けっこう丸っこいところが多いのです。
そのうえで角ばっている所もちょいちょいございまして、
スジボリやるのにそれなりな課題が出てきそう。
といったところで、
これまで曲面部とか「ある程度は目分量」で
なんとかゴマカシ乗り越えててきたところを
もうちょっと正確さを追い求めることはできないか?
というのを考えてみたいと思うのです。
で、従来の「私の」方法はどんなもんかと言いますと、
写真は「袖付きズサ」のモモ外側をデザインしていた時のモノですが
平面で寸法はかってそいつをセロテープに書いて貼り付けて
曲面でもお構いなしにその通りに彫っていくやり方でした。
わりとこれでどうにかなっていた
ところを
今後は更なる正確さが欲しいという状況を考えると
若干の設備投資は必要なところなのでしょう。
ということで
近所のホームセンターで
「布製の巻き尺」と「そこそこちっこいノギス」を購入しました。
巻き尺は500円くらい
ノギスは1200円くらいです。
わりとリーズナブルでよかったです。
まずは「巻き尺」。
本来は服とかの周りを測定したりするのでして
布製でグネグネ曲がるので
曲がったところの距離とかもセロテープより手っ取り早く測れそうです。
ただ、単位は1mm単位です。
ちなみに、
そこに写り込んでいるサンプルは
小林製薬のトイレ芳香剤「ブルーレット」の空容器です。
用途がスジボリの練習用というわけもなく、液体の容器だったので
かなり薄い部分もありそうです。
そしてポリスチレンではなさそうです。
まぁプラスチックなんだしとりあえず練習用に使ってみましょう。
で、
あらためてこの角度。
コイツ、何に見える?
ほら・・・、バウンドドックのスカート前部に見えて
・・・来ないか?
ホントにたまたまですが「色もそれっぽい」し
いや・・・無理やりすぎだろ。
無理やりなのは承知していますがそういうことにしちゃいましょう。
というわけでスカートスジボリの練習台に採用です。
で、そのうえで
もう一つの設備投資「ノギス」ですが
いろんな場所を状況に応じて(内径、深さとかも)
0.1mm単位で測ることができる模様です。
巻き尺の10分の1単位で測れます。
今までそんな単位は、目分量でどうにかしてきたことを考えると
この時点で
もしかして0.1mm単位測れることってスゲ―んじゃね?
という展開なのです。
プラモデル関係なしに昔からあり、いろんなところで活躍しているが
私には今まで使う縁がありませんでした。
今更ながら手にしてみると
・・・使い方がじぇんじぇんわからない!
アホですか?
という現実に向かい合ったうえで、自分なりに復習しましょう。
「ノギス」という名前は覚えていました。
・・・中学校あたりの「技術」の時間でこんなん習ったような
気がしなくもありません。
まぁ、使い方はパッケージの裏面に書いてありまして、
この空容器で例えると、測りたい場所を「挟む」とか「あてがう」とかして
下のメモリ(バーニヤ目盛というそうな)の「ゼロ」のところで粗読み。
写真なら49mmに若干届かないところ、
48mm代ということで
そのバーニヤ目盛と上の本尺目盛がピッタリ合わさっている所
写真では「8」がピッタリでそのほかの目盛はズレています。
この「8」が0.1mm単位の数字ということになりまして
粗読みした数字と合計すると、
48.8mm
ということになるそうです。
中学校で習うようなことをなに嬉しそうに書いてんだ?
と思われるでしょうが、
今まで測れなかった単位が測れるというだけで
実は結構感動していたりします。
こういうの知るたびに
もっとちゃんと勉強しときゃよかった
ということを思い知らされます。とはいえ
デキるということを知るのは嬉しいことです。
ただこれを求め始めると、
スジボリはさらに時間がかかりそうな気になります。
実際に
とっかかりの少ないこの空容器のど真ん中に線を入れるだけでも
それなりに時間くいました。
仕事が遅いのは今に始まったことではありませんが
実際現段階でここまでしかできていません。
しかも若干ズレてる?
ようにみえる?
1回ですぐに習得できるようなものではないということなのかもしれません。
まぁ、練習用でよかった。
ということにしておいて次回からしばらくコイツで練習を進めていく予定です。