ポリキャップ埋め込み～ヒザその2

残念なことに
ヒザの二重関節化は諦める結果となってしまいましたが、
放っておけないことはあるわけでして、
ユルユルになってしまったヒザに
ポリキャップ埋め込んで耐久性を向上させたいと思います。

現段階で
足一本のヒザを上向きにして地面と平行にすると、それだけで
ヒザがカクンとなってまっすぐ保てません。

とはいえ、二重関節化に比べたら、
だいぶ「ハードル下がった感」はあります。
もちろん舐めてはいません。

ということで、

まずはこのスネパーツから見ていきます。
中央辺りに見える穴にそのままスネパーツのデッパリがハマっているわけですが、
現在ユルユルのこいつをポリキャップ仕様にするために

オスメス逆転させてしまいます。
覚悟を決めて

デッパリを切り取り。
凹みの方に2.9mm のドリルを突っ込んでいますが、穴のサイズを調べただけで
貫通させたりはしていません。
デッパリの方は矢印のように切り取った後が残っているので
写真はないですがそこに2.9mmドリルで穴を開けました。

ただ、

そこにポリキャップ埋め込むんだったら穴を開ける必要あるのか？

はい、あります。
空回りとかしないように「四角い」ポリキャップを埋め込みたいのですが、
穴の位置を「そこそこ」正確に把握しておかないと
ひどいずれが生じそうなのです。

では、軸を通す穴の位置を把握しながらどうやって
四角い「ホゾ穴」を作るかというと、

横に「太めの軸がある四角ポリキャップ」の軸部分をカット。
四角くなったコイツを

ランナーをさして貫通。

ヒジパーツに開けた穴に貫通しているので、
このポリキャップが当たっている部分にカッターで線を入れたら、

この四角い枠の通りに切り取ったら、
軸穴の位置そのままにポリキャップを埋め込むことができるのではないか？
という寸法です。

「緻密な計算」っぽいものはそこには微塵も感じられませんが、

理にはかなっていると思いたいところです。

ただね、上の写真でも「チラッ」と見えていますが、このヒジパーツ

角度を変えて見ると、その軸となる部分にこんな「肉抜き」があります。
このまま、四角にくり抜いただけだと「なんか脆そう」なのです。
パテで埋める程度じゃ「ちょっと頼りなさそう」なので、

ココの肉を埋めてさらに少し幅を持たせるパーツを作ってみます。

プラ板重ねて作るつもりでしたが
使い勝手の良さそうな厚さのプラ板ないかと探していたら、

ランナーについているアルファベット表示の板が厚さ的に良さそうです。
丁度前作の「袖付きズサ」のヤツが長さも幅もそこそこいいです。

浮き出ていた文字はタイラーで削りました。2枚重ねて

ちょっと削ったら丁度よい厚さになりました。
もちろんこれでは肉抜きの厚さだけなので

スネパーツにカタチを合わせた板を両脇に接着。穴とかぶる部分を削って

ヒザ関節に引っかからない程度に削って補強パーツ完成。
この手のパーツ作るのにだんだん慣れてきました。

つけてみると2mm程度は幅ができたとみていいでしょう。
この際なのでもう片足ぶんも作ってしまいます。
で、同じ作業の繰り返しなんだしちょっと作業にも変化が欲しいところでして、

ここに他のキットのヤツも残ってたりします。厚さは同じとみていいです。
どうせ塗装するんだし、やっぱ試したくなるのですよ。

選んだ色がなんか「かまぼこ」を思い出させます。
もちろんちゃんと機能はしています。
こういうのもどっかで使うアテが・・あるといいな。

ブツが揃ったところで、カッターで四角く切り取りました。
穴が大きくなった分、肉埋めパーツが穴とかぶるので

さらに穴に合わせて切り取り。

全部取り付けてみました。
肉埋めの反対側もけっこうギリギリのところで「やらかさずに済みました」。
ちょっとポリキャップがでっぱっていますが、カッターで軽く切り落とせます。

さわった感じではグラつきはありませんでしたが、
念のためスキマはパテで埋めて固定。
とりあえずポリキャップ埋め込みはどうにかなりました。

さて、では軸側はと言いますと、
太さ2.9mm程度に削って、モモパーツがちゃんと合わさる長さに調整し
瞬間接着剤で接着。

・・・以上です。

ポリキャップ側に比べて3行でできてしまいました。
丁度いい穴がそのまま流用できたのでこんなもんなのでしょう。

実際これで機能的には全く問題なさそうです。
ユルユルだったとこはそこそこきつく改善できています。

膝を上にして地面と平行にしてもカクンとなりません。

可動も全部つけた状態で問題なさそうです。