スタート直後でズッコケ~ヒザその1
ずれ込んでいたのがたまたま
年明け早々「ヒジ完成です」ってなタイミングになって
ポジティブシンキング
・・・・なんてチョーシに乗ってたくせに次のタイトルがこれってなぁ。
なかなかネガティブなタイトルにしちゃいましたが
まぁ「悔しくも」そういう内容でございます。
最初に結論から書いてしまうと
ヒザの2重関節は「諦め」ました。
まだキット自体の「断念というわけではない」と言いたいところですが、
ひとつ実現できなかったという事実は受け止めて次につなげたいところです。
経緯は以下に書いていきます。
ヒジと同様にヒザも構造を比較してみます。
まずHG、
ヒザもやはり複数のパーツで構成されてて
真ん中にあるまっすぐ伸ばした状態から
緑の点を軸に90度曲がり、そこから
黄色の点を軸にモモ裏べったりまで曲がる2重関節です。
一方FGは、
スネの柱をメインにしてモモのガワを「左右」に挟み込み、
スネのガワを「前後」に挟み込んでいます。
柔軟性はと言いますと、
これが単体の関節でも案外曲がっています。
ガワを付けた状態での柔軟性の比較としてはこのくらいの差です。
FGはガワつけた分、多少は制限がつくようです。
それでもデフォでここまで曲がります。
HGは「ガワつけてもここまで曲がる」ところはすごいと思うのですが、
見ての通りモモとスネをつなぐ「動力パイプ」が付いていません。
実際につけてみると、
動力パイプ付けて目一杯曲げたところです。
FGはほぼ変わらず。
HGの動力パイプは若干柔らかい材質でできているようなのですが、
それでも多少は干渉するようです。
当初、これ見て、
二重関節にする意味あんまりないかも
などと考えましたが、
この動力パイプ自体は「無理くさい」と考えるきっかけ程度のものでして、
ホントに諦めた理由は
今存在している1個の関節以外にもう一個関節を作るポイントが非常に難しい。
ということでした。
HGのヒザ裏です。
メインとなる緑線の軸と黄色線の軸があります。
右足は黄色線の軸「だけ」を曲げた状態にしています。
こんな直近に軸が2つあることになります。
最初の方では雑に「複数のパーツで構成」されていると書きましたが、
実際はどんな構造かというと
さすがにバラすのがちょっと辛いので組立説明書でやります。
2つの軸となる「18」と「19」のパーツを
「9」と「8」で挟み込んでいます。
緑と黄色の点が上のヒザ裏写真の同色の軸になっています。
これをFGでやろうと思うと、
まず青線あたりで足のメインとなる柱を切断し、
緑と黄色の点に軸を作成、
そして先の青線で切断した軸2つを赤四角みたいな感じでパーツを作って接続、
しかも切断面を、
黄色の軸を中心に黒矢印のように動かせるようにしなければならない
この1cm程度のなかで?
ごめんムリ
じゃぁなんでもっと小さい(ように見える)ヒジではできたんだ?
理由は簡単、
ガワを付けた本来の大きさはとーぜんヒジよりもヒザの方がデカいでしょうが、
関節のパーツ自体はヒジの方が「単純」で「デカい」からです。
しかも
上腕パーツの内側を半分くらいまで切り取って、動かせるようにするための
ミゾを作ることができたのでヒザよりもだいぶ余裕がありました。
もしヒザで同じことをやろうとしたら
緑部分のどちらかをゴッソリ切り取って関節に割くことになります。
さすがにそれは格好がよろしくなさそうなので、
ヒザ関節の二重化は断念という結果になってしまいました。
だからってヒザなんにもいじらないの?
というと、そこはそれ別の問題がありまして
実は色々遊ん・・・構造とかポーズとか試行錯誤していたところ
FGはポリスチレンのみなので
関節が摩耗してユルユルになってしまいました。
とりあえず関節はひとつで行くとして、この摩耗修復と耐久性向上のために
関節部をポリキャップ仕様に改造する必要はあります。
そして、2~3日間この関節のこと考えてばかりだったので
ほとんど何も手を付けていません。
やることが決まってなかったので手の付けようもないですが。
今回の「その1」はまぁ、恥ずかしくも諦めた結果報告として
次回からそこに取り組んでいきます。
余談ではありますが、
動力パイプの方については、
ちゃんと既存のやり方で方法があることは存じております。
はい、
RGやMGのザクは動力パイプにスプリングとかを使用して
それに数珠みたいにパイプカバーを通している
というやつです。
いちからできないか
たまたまスプリングが手元に残っていたので
穴開けたランナーを切り取ってちょっと試してみました。
パッと見いけそうな感じはしますが、お試しでやったのでめっさ不揃いです。
しかもこんな不揃いなヤツですらたった5粒作るのでさえけっこう時間くいました。
関節苦しんでてもこういうトコはやるんだな・・まぁ別の刺激も欲しいので(^^;。
きつめに曲げてみると結構スキマができてくるところも
若干気になる所ではあります。
2重関節諦めたから「関節のためにこれを施す」必要はなさそうですが、
ディティールアップという意味では興味深い技法ではあります。
フロシキ広げすぎるといっぱいいっぱいになるので
「気が向いたらやるかもしれません」くらいにしておきます。