熱いうちに
FGシャアザクでコシの可動部もどうにかなったところで、
次ドコやるかで2カ所で迷っていました。
・考えれば考えるほど「挫折」の予感がする肩関節
・それに比べりゃまだどうにかなりそうな「気がする」だけの足首
難しかろうがマシであろうがどのみちいずれ通る道であります。
そのために必要でかつ「やってみたいこと」もあったので、
肩関節に取り組むことにしました。
それにあたって「必要」と思われるのが、
肩関節を支える土台です。
FGシャアザクの胸部あけたとこ、
緑枠で囲ったところに土台となる厚さ5mm程度の板をさし込みたい。
厚さ1mm程度のCDケースとか重ねて作ることも考えましたが
重ねた側面にドリルで穴を開ける必要がありそうなので
接着剤でくっつけた程度では穴開けたらバキッと板が離れてしまいそうな気がします。
なので、今回は
5mm程度の厚さで「それなりに均等」なうえに
薄いのを重ねて厚さだけなんとかしたものではない
ひとカタマリの板が欲しいのです。
以前、ランナーを溶かして「それ」を作ったことがありました。
2mmは厚い | 仕事がおそいタカペニョッソスのプラモ活動記 (shigoto-osoi.com)
溶かした際、底面はアルミ板を敷いて平らですが上面は写真みたいに
完全に溶け切らずボコボコになって、
しかもヤスリで削ること前提で厚めに盛っていたもんだから、
その削る作業があまりにも時間がかかって挫折しました。
この時ほどのデカい板は必要ありませんが、
削るのが手間なのはたぶんあまり変わりません。
なので、今回考えていたのは、
溶かしたての熱いうちに「平行に」プレスすることができたら
均等になるんじゃないか?
「平行に」ってところが問題で、
「熱にそこそこ耐えられる平らな面」が2つあって
そいつを支える5mmの柱が4スミあたりにあれば
体重かけるだけでどうにかなるんじゃないか?
結果は後でいいとして、とにかく実行に移してみました。
まず土台。
実家に「なんかで使った廃材」が残っていたのでもらってきました。
これに以前からランナー溶かす際に使用していたアルミ板をもう一枚用意して
とりあえずナイロンテープで片方の木に貼り付けました。これで上から押さえつけます。
熱が伝導したときにテープがグチャッと溶けたりしないかとは思いましたが
とりあえずの実験だし、ダメならその時考えるとします。
下の土台は溶かしたやつをレンジから取り出して乗せるだけです。
支柱は、
百円硬貨を3枚重ねると
いい具合に5mmになっています。
お金をこういう使い方するのはちょっと気がとがめますが、
これなら枚数である程度の「厚さ調整」ができそうです。
これを4つ用意してちょっとだけ予行演習、
アルミ缶で作った枠(左に見える四角いの)に
実際は溶かしたランナーが入っているとして、レンジから取り出したら
即座に土台の上に置き「硬貨の支柱」を4スミに設置。
上からプレス!
体重かけておさえます。
厚い木の土台があるので、そんなすぐには全体が熱くなったりはしないと思います。
オーブンレンジはだいたい300℃近くとして、
アルミの融点は約660℃
百円玉の白銅(銅75%、ニッケル25%)は1220℃
プレスしているときの熱伝導で「この設備」が
おかしなことになる事態は考えなくて良さそうです。
レンジからランナー取り出したら熱がわりと速く冷却され始めるので
けっこうスピード勝負です。
ちなみに「木の土台」は大丈夫か気になる所ではありますが、
先に言ってしまうと、スピード勝負だからか
今回は焦げ目すらついていませんでした。
実践します。
ペレット(意味合いは「小さな玉」まぁここでは粒状と)状にしていたランナーを枠内にばらまいてレンジで加熱。
・・・っていうのを1回ではできないので何回か重ねて厚みを作っていく
ってのはいつものことで、
溶かしてから気の土台に乗せて百円玉の支柱を設置、
スピード勝負とか言ってたくせにここで写真撮ってるのか?
どんな状況下でもネタは欲しい
成功だろうが失敗だろうが「こうなった」っていう記録はあった方が
それが次につながるのです!・・・・・・たぶん。
数秒単位かもしれませんが、
遅れたことなど「いまのところ」ここでは置いておくとして
フンヌ!
まだなんとか熱は残っててそれなりに柔らかいであろうこのカタマリに
・・・けっこうリキ入れました。
足で踏んだ方がさらに力が・・・
・・・なんでしょう、気が小さいのでしょうか?
やっぱお金踏むのはちょっと気が引けます。
「上半身の」かけられる限りの体重込めました。
これでたいした整地の効果が望めないなら「足」でのプレスも考慮する
という所はとりあえず置いといて、
・・・なんかヘビ皮みたい。
もう数秒早かったらもっと平らに・・・いやそれはあんまり関係なさそうです。
偶然できたであろうこの紋様はとりあえず置いといて、ただそれでも
5mmチョイオーバーしていますが、なによりも
けっこういい感じに均等な厚さに保てています。
実験的ではありますが、
支柱の厚さを単に「硬貨3枚」とかではなく
金属板とかも挟んでそれなりの調整ができるなら
とりあえず最低でも写真にある
3cm x 9cm
程度の板なら、わりとお好みの厚さで作れるようです。
ということがわかっただけでも
ちょっとやった甲斐がありました。
こいつを適度な大きさに切りまして、
次回、「肩関節の土台」として形成できるか取り組んでいく予定です。
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