現場でどうにかしろ

前回の最後で「人型」のスジボリが一通り終わったところで、
例えば矢印のこの辺とか、イマイチ「物足りない所」が見受けられ

で、そこをどうするかということで

・背中のヒコーキを手掛けてからバランスとりながらどう手を加えるか考える。
・先に物足りないとこ手掛けてモヤモヤ払拭。

で迷っていたところでしたが、
たぶんヒコーキの方も同じようなパターンになりそうな予感がするので、
ヒコーキ手掛けてから全体的にバランスを見ることにしました。

ヒコーキの方も「人型」でやったのと同じようにある程度の角度を
撮影して印刷、

イメージを作ってみたいと思うのですが、

・・・なんかやりにく・・

写す角度が悪かったり少なかったりなのか、基本色がくらいからなのか、
なんか書いてみてもいいイメージが出ません。

オマエが未熟だからだろ?

と言われると身も蓋もありませんが、印刷した用紙を見ながら時間だけが過ぎていきます。
埒があきそうもないし、実物の方をチラッとみて

いっそのこと掘りながら考えるか

以前、富士急ガンダムの「モモだけ」ツンツルテンに感じてスジボリをした時に

実際にこんな兵器(ここではモビルスーツ)あったら不具合が起きやす「そうな」場所は
軽くペリッとピンポイントではがしてメンテナンスできるような外装パネルの
デザインになる?

とか考えながら、その場の思い付きで線を彫ったこともありました。
それを今回はヒコーキ全体に広げるようなイメージで・・・

今ここで記事書いてても、改めて「無謀くさい」と感じますが、
このまま写真とニラメっこしていても、いい案出そうになかったので、
やりやすそうなところから思い付きでやってみましょう。

実物の全体を見まわして「ここいけそうかな?」なところを探していると、
後部「噴射口」横の装甲が目につきました。

こんな感じで入れてみました。一瞬、

・・・なんか見えた!

といった具合の瞬間的な思い付きです。

ちょっと遠めに見ました。
なんとか「とっかかり」にはなりそうな気もします。
この初動の良し悪しはともかくとして、なんか

「明確な(?)指示は出したからあとは現場でどうにかしろ」的な感覚にみまわれます。

この感覚、あぁ、しご

・・・失礼しました。

ガワの真ん中辺にもともと線が一本施されていて(上写真赤矢印)そのそばに
もう一本こんな折れ線を彫りました。
先ほどの線と左右対称にしてもよかったのですが、思い付きでこうしました。

現場で場当たり的にどうにかした結果なのです。たぶん。

とはいえ、全く先を考えずにというわけでもなくて、
先に彫った折れ線と、この「ポコッと出た線の真ん中」辺りでつないだら
悪くないんじゃないか?真ん中にうまく繋げられないなら途中折れ線にしてもいいだろ

的なことは一応考えていました。

彫る前のガイド用テープ貼った写真しか残っていませんでしたがこんなふうに
このテープの端のようにスジボリ。

どうにかジワジワイメージが広がりつつあります。

上の「もともと施されていた線」を境にして反対側に左右対称のを加えます。

正確には少しモールドが施されていたのでその分ズラしました。

この辺りからパーツ外して彫ります。
進みだしたら、割とサクサク思いつくようです。上側にもこんなの入れて、

反対側にも対称のやつ入れます。ちょっと真ん中部分が長いように見えるので、

上側の何もないとこにちょっと区切り入れました。
多少手直しが必要な「はみ出し」とかが見受けられますが、
いま色々思いつきそうな流れなのでそれは置いといて
もう少しだけイメージ広げます。

写真は反対側ですが、この「魚のヒレ」みたいな三角のパーツにも入れてみます。

一部取り外したりできそうなイメージにしましたが、
ちょっと違和感がある?
まぁ、すべてがうまく行くとも思えないし、最悪やり直すことも考慮するとして
このままにしておきます。

もう少しだけ彫りましたが、キリがないので割愛。
今の所、思い付きだけでもどうにか形にはなっているようです。

そしてやっぱりね、一応成果は見たくなるわけでして
パーツをつけなおしたところをみると、

けっこうたくさん彫ったつもりでしたが、

「たったこれだけ?」

な印象です。

案外「人型」よりも更に時間がかかりそうな気がしてきました。

 

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