2mmは厚い
キットを組んでいるうちに
それなりに増えてきた「飾るときに使っていない武器」を立てて並べておく
「棚」を作ろうとしています。
その工程で、
均等な厚みの板を手掛けていまして、
ランナー溶かして板を作ってみました。だいたい
4.3cm x 12cm
にノコギリで切りました。
なんで横幅「4.3cm」って中途半端な数字?
それには10分の1ミリ単位の緻密な計算
なんてあるわけありません。
枠を四角に作っても
溶かしたランナーの質量とかの圧でしょうか?
「ちょっと膨れたり」するので
初めの写真のように
適当に武器置いて調整したらこんなサイズになった次第であります。
最初の写真の「上に載せてる武器」をどけると
こんな感じです。そこそこ平らな状態に見えますが、
わりとフラットなアルミ板を底にして溶かしたので、
その底面(写真で見えてるとこ)はそれなりに平らに見えます。
とはいえ、熱で「若干」曲がったりもしますので
完全な「平ら」なわけがありません。
もともと平らなアルミ板ですが、
アルミニウムの融点は約660度なので、オーブンの約300度で熱して
「平坦さ」にまったく影響がないかと言われると
何とも言えないところであります。
それでもね、
この上面のデコボコ見たら、
完全に溶け切っているとは言えない上面よりもはるかに平坦と言えるでしょう。
さて、
形はどうあれ板はできました。
察しはつくでしょうが、問題はここからです。
コイツを「両面平ら」にしたいのです。
だいたい厚さ約7mmでデコボコまみれのコイツ均等になるように
目分量(やっぱりか)で削っていきます。
が、
・・・広い・・・
たった 「4.3cm x 12cm」 程度と思っていたら、それを
全域2mm程度削る
となるとすさまじく広く感じます。
もー、金ヤスリでスリスリなんてとても「無理くさい」ので、
カッターナイフをあてがいカンナみたいな要領でシャッシャッと削ってみますが
うすい灰色が削ったところです。
もうね、この辺でヤスリよりはマシだけど力を入れにくく全然進まないことを確信しています。
プラスチック用のカンナ?
ネット検索したらチョロッと出てきますが、
業務用でこんな小さいサイズの板には向かなそうです。
なら、その代わりになりそうな「もっと肉厚な刃物」が必要みたいです。
というわけで、
実家の道具箱とかも色々さがしてみると、
こんなのがありました。
いやまず「模型店とかで探せよ」といったとこなのでしょうが、
そんなことは結果オーライなのでスルーします。
ネットで調べるとこの形状は「花小刀」というそうで、
華道で使われる刃物だそうです。
ウチの実家「生け花なんてやってたっけ?」そんな疑問はこの際放置するとして、
この小刀、オモテがこんなで、
手入れ前の写真ですが、
裏はタイラなのです。
肉厚のカンナと考えれば「うってつけ」かもしれません。
使ってみると
ヤスリやカッターナイフよりもはるかにゴリゴリいけます。
それでも全域で約2mm分を削るのはかなりの労力なようです。
そこで、
ある程度「パテで水平にできるだろう」ってなとこまで削れたら、
パテ盛って再度平らに調整、その厚さを基にしてもう一枚板を作る。
ということにしました。
ここでは、両端の板の幅がそろっていたら
ちょうど5mmにする必要はないので。
つまり妥協なわけですが、もう一度書くと
4.3cm x 12cm 程度の小さい板でさえ厚さ2mm分削るのはすさまじい労力
ってことが解っただけでも収穫とします。
それでもどうに小刀とヤスリとで平らっぽくしてみました。
これ、もう一枚作るのか・・・・(TT
・・・そこは今考えないことにして、
パテの乾燥待って、再度小刀で調整します。
写真では一瞬ですが、「ながら」作業でも
2~3時間以上かかったような気がします。
まぁ、そこそこ「平らなんじゃね?」的な部分が見えてきたら、
パテ盛り。多少の「盛り上がり」は覚悟しておいて、
色々ガリガリ削って
けっこうヤリました。これで平らになったのでしょうか?
一応、
こういう「測るやつ」を購入しました。
縦・横に動く水泡がどっちも真ん中あたりにあると「水平」ということになるのです。
こんなとこには貧乏なくせに金かけます。
ただね、これを作った板の上に置いてみると、
(緑っぽい液体の水泡に注目)
若干横に偏ってる?
一角を指でおさえると泡も枠内に入りました。
・・・って、
これはつまり、指で押さえたらOKになる分だけ傾いているってこと?
単純に見ても「底面かどこかがグラついている」ってことになります。
イコール
測るやつが「地面と水平」なだけで肝心の板は水平じゃないということなのね。
この「測るやつ」と小刀があればどうにかなるかと思っていましたが、
かなり舐めていたようです。
2記事目にして思いっきりコケていますが、
ゼロから作るのは「だいたいこんなもんだろう」ということは
ギター作ってみた時にもそこそこ痛感しています。
まぁ、今回のを失敗とするにしても、
ここまでやってみた分もったいないのでもうちょっと改善策は考えたいところです。
つまり今は思いついていません。
ただ別の方法を考えているので、
次回「このカテゴリーやるとき」はそれを挑戦してみる予定です。
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