ブリッジとナット

久しぶりにコッチもやります。
やっと記事に出来るくらいは進んだかなってとこですので。

タイトルに専門用語っぽいの入れましたが、平たく言えば

ギターの頭とケツで弦を固定したり支えたりするとこです。

以前いただいたコメントの返信で、

ギター持ったフィギュアとかみてると、弦のないやつもある

ってな逃げ口上を少し書きましたが、

とりあえずは張れるようにしてみるつもりです。
ということでパーツを作っていきます。

以前試験的にランナーを溶かして作った厚めの板があったので

これを切り取ってブリッジ(ケツ側の弦を固定するとこ)を作ってみます。
ふと思いましたが、この手の板をランナー溶かして作っておけば色々小さいパーツ作成に
使えるかもしれません。
万力で固定して、ピラニアノコギリで切っていきます。

で、切りとってタイラーとかである程度整えたのがこれ

まん中あたりの線で切って右側を使う予定です。
赤矢印2本の間(緑の矢印間)が弦を通す幅になります。
この緑の矢印の間に「ほぼ」均等に6つの穴をあけます。

6つの穴をあけるということはおおかた7等分にして・・いやいや
両端まで均等にしたら弦が中央によりすぎた感じになるから
両端は少し短くしてそのうえで6つの穴をあけないといけない。
だから幅約9mmのところで両端を1mmにするとして
まん中の残り7mmを7等分・・弦の数が増えちゃうだろが・・

タカペニョッソス、この手の算数が結構苦手です

結論、
両端を1mmとしてそこに穴をあけ真ん中の残り7mmを5等分しろ。
ということで、

こんな感じ。まぁまぁ弦を張るのに自然な間隔でしょうか。
7mmを5等分、つまり一つ1.4mmなわけですが、
0.1mm単位の定規なんぞ持っていませんので、一般的な1mm間隔の定規をあてがいながら、

目分量(やっぱりか)で1.4mmとしました。
このポイントに0.5mmのドリルで穴をあけていきます。

0.5mmのドリルはホントに細くちょっと力入れたら曲がってしまいそうなくらいです。
後のカッティングシートからわかると思いますが、穴はだいたい深さ7mm程度です。

とりあえず意図は通ることを確認。ちょうどいいくらいの太さです。

完全に等間隔で一直線とは言い難いですが、
オモテはまぁまっすぐ開けられているとみていいでしょう。

裏はバラケすぎてとても見せられません。

まっすぐ垂直に穴をあけるってホントに難しいです。
が、機能はしているのでこのまま進めていきます。
切って実際のサイズにするのは後にして、
ナット(頭側の弦を支えるとこ)を作っていきます。

同じようにさっきの板から細めに切り取って、タイラーで整えます。
大きさ的にはこんな感じ、

先に作ったブリッジよりもだいぶ小さく薄いです、それだけ脆いです。
これに弦を通すための「溝」を作ります。
ブリッジとナットを端っこを合わせた状態でセロテープで巻いて固定、

カッターはきれいな直線なので穴の座標に合わせて刃先をあてがい、
ちょっとだけグリッと押し込んで印をつけ、その印の場所にカッターで溝を掘ります。
掘りますといっても、さっきのグリッと押し込むのを延長させるようにするだけです。
意図がその溝に入るか確認しながら、
まぁ、実際にはさすがに狭いので、ちょっとだけ広げるように横にもグリグリします。

ここで事件は起きました。

ぎゃぁぁぁーー!
なんでしょう、勢い余って縦方向に切断してしまったとかならまだしも
なぜか作業中に「ボロッ」と取れました。入れたカッターと全く関係のない方向にです。
原因はわかりませんが、ランナー溶かした際に完全に吸着してなかったのかもしれません。
確かにこの手のパーツをヤスリで削ってて「ボロッ」と取れることはゼロではありませんでした。
これはこれで今後の課題としておくことにして、

現状をどうにかしましょう。

もう一度さっきの板から切り取って作りなおし・・いや、
よくよく考えてみればこのパーツ、見ての通りおおかた2mm程度の四角い「棒」です。
ここまで細いのなら、溶かしたものではなく

太めのランナー削った方が確実なんじゃね?

恐らくその方が「ボロッ」と逝く可能性も少ないかと思うのです。
ということで、

ありました。結構太めのランナー。
しかし、これも削ったら当然細くなります。
角棒にした時にこのパーツ程度の大きさを保てるかが問題です。
ちなみに撮影後に上の写真のよりもう一段太いのを見つけました。
当然削る仕事量が増えますが、同じ大きさの角棒に出来ないというリスクは軽減できます。

さっそくタイラーで四角にしていきます。こういう時タイラーホントに便利です。

こんなふうにけっこうきれいな四角にできます。

破損したパーツと比較。
溝を入れるまではわかりませんが、まぁ問題ないでしょう。
次回くらいには試験的にでも弦が張れたらいいななどと考えています。

しかし、
今回の記事、写真だけ並べると

何作ってるか全くわからないな。

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