使いまわせ
チクチクとヘビーアームズの塗装も進めていきたいところです。
以前にも書きましたが、このHGヘビーアームズ、
キットの構造がすさまじくエアブラシ塗装しにくい作りになっています。
関節部は完全はめ込みで基本取り外し不可
パーツに関しては上半身部分が解りやすいかと思い撮影しました。
オッ〇イガトリングのハッチ(青いの)は胸部パーツに挟み込む形で取り外し不可。
腰のくびれた白パーツも胸部パーツで挟み込み、もちろん挟んでしまえば取り外し不可。
つまり胸部パーツのライン消しをしたかったら、取り外し不可のコイツラを取り付けたまま
することになります。当然、胸部の塗装はその後です。
こんなのマスキングしてエアブラシなんて無理っぽいので
今回はほとんど筆での塗装になりそうです。
そういえばここ数作品、エアブラシに頼りっきりになっていました。
数えてみたら7作品・・・・仕事の遅い私なら3年以上ってところでしょうか?
筆には筆のメリットとかもあるのですが、なにせ
エアブラシは「なんか」うまくなったような気分になる。
ということで(!?)筆はご無沙汰していました。
もともとさほどでもない技術量ですが、ブランクあるとさらに不安です。
事前練習やる?いや初めてのことじゃないので、
まぁこのまま進めてみましょう。
・・・・・うすめ液の比率どんなもんだっけ?
ここまで忘れるか?ってとこですがプラゴミとかにチクチク試し塗りしながら思い出します。
初めて全塗装に挑戦した作品は、思いっきり原液で塗ってました。
まずうすめ液という存在すら解っていなかったのです。
いっぱいあるうちはどうにかなっていましたが、少なくなってくると
粘性がすさまじく増し、塗ったところがガビガビで筆の線も残るほどだったというのは
「10years after」では「輝くmy history」なのです。
まぁ、実際は10年もプラモ歴ないので
今はまだ頭抱えたくなる「黒歴史」です。
話が逸れましたスミマセン
今回ヘビーアームズの塗装ガイド見ると、
3色以上混ぜて作る色が結構多めです。
が、なんと幸いなことに
生存者がいました!
いや正確には一部カッチカチで死んでいるやつでしたが問題ありません。
真溶媒液で無理やりよみがえらせます。
ネクロマンサーってこんな感じなんでしょうか?
フフフ・・・素晴らしい力だ、真溶媒液
「水性に使わないでください」って裏の説明書きに書いてありますが、
とりあえずどうにかなっちゃっているので、私は使います。
使う人は自己責任でよろしくお願いします。
まずは上半身のミサイルハッチにある薄緑っぽいラインから塗っていきます。
この線です。
この線、付属のシールがあるのですが、
真溶媒の世話になるほどカッチカチのヤツはこの際だから出来る限りガンガン使シールがあるのに「あえて」全塗装に挑むところにロマンがあるのです、たぶん。
シールがあるので、調色はそいつを見ながら合わせることにします。
けっこう苦手な作業でしたが、いい感じで色が整うとやはり楽しく感じます。
で、ラインに沿って塗っていくわけですが、
めっちゃはみ出してます。
やっぱりブランクというのは、
・・・スミマセン、ウソつこうとしました。もともとこんな程度です。
だが大丈夫、ここは溝になっています。
だから乾いてから爪とかで表面のはみ出したやつこすったら溝のへこみ部分だけが残って
修正完了。
写真だけ見てると「青の部分もう塗らなくていいんじゃね?」な気分になりますが、
カッチカチの塗(以下略)
もちろん青も塗っていきます。
まぁ、いま1発目からドンピシャ調色ができてちょっと乗り気なので。
ちなみに塗装ガイドでは、
・インディブルー 70%
・ネービーブルー 20%
・ホワイト 10%
となっています。
そんな調子に乗っているときにこんなものが出てきました。
富士急ガンダム作った時にめっちゃ余らしてしまっていた、
「ちょっと灰色がかったインディブルーっぽいやつ」
約1年、何かに使えるかと思いつつ結局放置してしまっていました。まだ生きてます。
今使う?
MISSION1
「こいつからハッチの色を調色しろ!」
ガイドの中にあるネービーブルーはイメージ的には
「ちょっと灰色がかったけっこう濃い青」
でもホワイトも20%混ぜないといけないので
もしかしたらこのまま青入れたら・・
いやいや、全然緑っぽさないよ、パッケージのこいつは
ハッチ色見えにくいけど、ちょっと緑入ってるよね。
ちょっとデイトナグリーン入れてやろう。
(写真はかなり明るいですが実際の目でパッケージ見るともうちょっと暗いです)
カッチカチなヤツの再利用なのでなかなか遠慮ありません。
色々とゴソゴソしていると、
ちょっと暗いが悪くなさそうです。
思いのほか時間食ったのでその日は保存瓶に入れて後日塗装することにしました。
するとなぜか、
全然違うものになってる!
なぜだ?
熟成?んなわけない。
灰色がかったインディブルーの同じ保存瓶に入れたのがまずかったのでしょうか?
うすめ液の比率が高すぎるようにも見えます。原因はわかりませんが
さすがに廃棄してやり直します。チョーシに乗り過ぎたらこうなるということなのでしょう。
そうこうしているときに、こんなのもありました。
ガンタンク初期型のスプリッター迷彩に使った「黒に近い何か」です。
悔し紛れみたいですが、
ハッチ裏とかスネの裏とかに再利用しました。転んでもただでは起きません。
ハッチの青緑っぽいのは、また調色しなおします。
たぶんこれもいつかは「輝く my 黒歴史」なのです。