スジボリ~折れ線編
さて、前回やった「一本の」直線だけでは成立するわけないので、
ので、「ポキポキ折ってる直線」を加えちゃったりします。
「なんだよその呼び方」ってなとこですが、まぁ、こういうやつです。
直線を「意味ありげ」に折ってます。これ、適度に加えるとなかなかカッチョ良く見えるのですが、
SF上のメンテナンス的にこういう外装パネルの貼り合わせが何らかの効果があるのかどうかは
よくわかりません。
ですが、そんな些末なことは「カッチョ良さ」の前では
極めてどうでもよい
ことなので、チクチクこういうの加えていきたいと思います。
何せカッチョいいというか私「好み」なので!
ただ、実際やるとなると割とめんどくさいです。
まず、もとになりそうな直線が見えないと手を加えることがやりにくい、
いきなり何もないとこから折れ線をそのまま描くのはだいぶめんどくさいので、
とりあえずシャーペンで直線引いちゃいます。
さんざん書いていた通り太いですが今はこれでいいとします。
一本線ができたら、1mm下に平行な線を引きます。
この下の平行線の両スミ1mmの部分に点を打てば、上の平行線から
左右対称の斜めの線を描くことができます。めっさ小さいですが、
一辺1mmの四角の対角線なので。で、ケガキ針で点を打ってそれを結んだら、
斜め135度の線が出来上がるという寸法です。
その場所にケガキ針で点を打って、
濡れた手とかで軽くこすると、
線を描いた鉛筆の鉛の粉が穴に埋まって、
描くべき線がある程度は見えたりします。
一直線ならカッターをグリッと押し当てるだけで軽い溝を作ることができますが
ポキポキ折れてるとちょっと細かく刻んでいかないといけません。
やり方とか書いてある本とかHPによっては両面テープで同じ形のプラ板を貼って
それを切るときの「ガイド」にする方法もあります。
私はプラ板で同じ寸法のカタを作るのがめんどくさま、まぁ理由は色々ある(ことにしておきたい)のですが、
まず、粗めのP320くらいのヤスリですぐ消せる程度の
見えるか見えないかくらいの溝から作って、複数回なぞって太くしていきます。
ズレたり気に入らなかったら「薄い溝のうち」はヤスリでこすってやり直します。
出来たらこんな感じ。そこそこ線の太い溝が出来たら
ケガキ針でもうちょっと太くするのはただの直線の時と同じです。
縦も入れてみましょう。
同様に1mm幅の平行な線を引きます。
折りたい場所に点を打つのですが、右側の線の下から測ります。というのも
このモモパーツ、当然ですが反対側は股関節への接続穴があるので、
反対側に写真の赤線スジはありません。そして掘れません。
下にあるヒザ関節のモールドは反対側にも左右対称で存在します。
なので線を折る場所は「ヒザ関節のモールドから何mm」
という具合に認識できるようにしておいた方が後々楽です。
あとは今までと同様に点を突いて線を描きます。
とりあえずデキを見てみたいだけなのでガンダムマーカー使わずに
シャーペンの鉛を刷り込み濡れた手とかでこすると
大まかなデキは見えます。
ここまでできたところで反対側の「内モモ」にも同じ縦線を入れます。
反対側のだいたい同じあたりにどうやって線入れるかという所ですが、
やっぱりつり糸です。縦線に合わせてピンと引っ張りセロテープで固定。
上からグルっと回って反対側もピンと張ってテープで固定。
はい、はっきり言って正確ではありません。
が、「パッと見」わかりにくい程度にはできます。
ケガキ針で線描くための点を打ちます。
これが出来たら糸とテープを外してシャーペンで縦線を描き、
一本線ができたら横1mmに平行な線を引くのは反対側と同様です。
前述の「ヒザ関節のモールドから何mm」に点を打ち、
ここまで出来たらあとは同様にして線を引きます。
場所は変わっても
「印になりそうなモールドから定規と糸で大まかに測って点を作って線を引く」は
基本的に変わらないので、スネとかも進めていくと
まだ手を付けていない左足と比較するとこんな感じ。さらに「腕」も進めます。
実際には「あとココもうちょっと加えたいな」という箇所が実はいくつかありますが、
例えばモモだけとかパーツ単体を見ていきなりそこだけを「スジボリバリバリ」にしちゃうと
全部それに合わせないといけなくなっちゃうので、
ここからさらに増やすかどうかは他の場所とのバランスも考えつつ進めていきたいと思います。
「増やす」とは言ってませんよ。