ケガキ針を研ぐ
ガンダムヘビーアームズCのライン消しも「手と足だけ」はできて、
せっかくだしスジボリまで進めてみるかってことで、
これまた久しぶりにケガキ針を引っぱり出しました。
愛用のケガキ針でけっこう付き合い長いです。だからかもしれませんが、
写真では解り難いですが、最近めっきり「丸く」なっちまっているようです。
このままじゃ線が太くなってしまいます。
・・昔のお前はもっとギラギラして尖っていたぜ・・・
などと年寄りじみたこと言うのはやめて現実を直視したいと思います。
そんなに高価なものではありませんが、
まぁ「ほんの少しの愛着」に加え、
このタカペニョッソス
カネをかけないことに関してはそれなりに努力する人間です。
いえ、けっこう努力する人間です、そこだけは。
・・・研げないかな、これ。
でも、針を研ぐってどうやるんだろう?
当たり前かもしれませんが、普通に砥石とかの値段で新しいケガキ針買えます。
どうせなら買い替える前にちょっと足掻いてみたいのです。
実際に研ぐ「やり方」もネット検索の「針 研ぎ方」とかで調べてみましたが、
フック状の「釣り針」の研ぎ方は結構多いです。
ケガキ針はあるかもしれないですが全く「見つけられませんでした」。
ということで、ダメもとで
「家にあるもの」で「自分で考えて」やってみることにします。
部屋を物色するとありました。
園芸用刃物の砥石!
いや、金属だから砥ガネ?
まぁ、とにかく「刃物研ぐ板」です。
うっすら見えますが片面#400(粗い)で裏が#800(細かい)、
見てのとおり「まったいら」です。
・・・こいつでなんとかできる?
出来そうな気がしなくもありません。
要は「円錐」で尖った仕上がりになったらたぶん問題ありません。
折れるとか刃こぼれとか?
そんなもんそうなってから考えます。平らな板で円錐を尖らせる、
ということに執着したいと思います。
そう、
問題は先っぽ「円錐」で尖らせる。
平面の砥石にそのまま引きずって研いでいたら
出来るのは平面です。
なので、風呂場とかで
砥石を水で濡らして、この状態から
ぐりっと回しながら引いて「研ぐ」!
余談ですが、よく昔話に出てくるヤマンバとかが泊めた「人を食う」前の作業として
包丁を研いでるシーンがありますが、
包丁を研いでる時、子供ながらに、
「砥石にあてがって前に押し出して尖らせる」と思っていましたが、
実際に研ぐ作業をやってみて「尖らせているのは引くとき」と知ったのは
わりとここ数年ほど前のことで、
今思えばちょっと恥ずかしいです(^^;
ということで上の写真のようにグリグリと手で回しながら
引いて研ぎます。
ちなみに角度もあんまり高いと、
このまま引いて削っても、先っぽが丸くなる一方なので、
意図的に尖らすように
調整します。あんまり寝かせすぎると今度は先っぽが研磨されません。
そのあたりを、「職人ばり」というと聞こえはいいですが
要は目視(また目分量か)で確認しながら研ぎつつ、
・・・・これじゃわからない?
では並べてみると
うーーん、何がまずいって施工した「私も」ぜんっぜん解かりません。
まぁでも、
多少は細い線が書けるようになったでしょうか?
ちょっとだけ実験的にこれからやる箇所をやってみました。
とりあえず問題なく細い線もいけそうです。
大丈夫、これでこいつ(ケガキ針)とは「さらに」長い付き合いになりそうです。