久々のライン消し

肩のマイクロミサイルもどうにか「絵じゃない」状態にはなって、

そのついでの塗装で関節部も抑えておいた、というところで
出来るところから合わせ目の「ライン消し」に移りたいと思います。
まぁ全体を見渡してみると、やらなければいけないところは
先にマイクロミサイル仕上げておかないとめんどくさいことになる」と感じた肩をはじめ、
上の写真にもある手足、胸部とか頭部とかなかなかヤッカイな状況です。

最近発売されたキットは、このへんがとても親切で、
前回作った「ガンタンク初期型」に至っては、
まったくライン消しをしなくていいようにできていました。
キットによってはラインの際に2重の溝を作って
ラインそのものがスジボリのような装飾になっている奴すらあります。

そして今から20年近く前に発売されたコイツは、
どうやら親切じゃないらしいです。

だがそれが・・・・・良くはねぇか・・・
進歩というのはやっぱりありがたいものなのです。
とはいえ、嫌いではありません、この作業。ネタにもなりそうだし・・
イコール腕がいいとはお世辞にも言えませんが、とにかく進めていきます。

上の写真でもなんとなくわかるかと思いますがこの関節部、
完全に挟み込んでいます。当然外せません。
「関節部自体を1パーツにして取り外しの出来る」今のヤツより
なかなか難度高いです。
もう黒鉄色塗っちゃってるのでこいつを何とかマスキングしておかないと
本体の白はエアブラシどころか筆塗りも難しそうです。
かといってべったり関節部を覆ってしまうと後でテープ外すのが難しそうです。なので、

ほんのちょっとだけテープを挟みこむ程度に貼り付け、ちょっと動かしただけで
パーツに引っかかってペリペリっと剥がれちゃう程度にマスキングしました。
最後は強引に動かしてペリっと剥がす予定です。
塗料が一緒に剥がれないことを祈ろう。

他の箇所も、

極力「動かしたら剥がれやすい」ようにマスキングしました。

で、上写真の接合する部分に気持ち多めに接着剤をぬり、
はめ込んでぐっと押すと、

うにゅっと接着剤がハミ出てきて、乾いたらこれを削るってのが
たぶん私の知ってる「ライン消しの基本」ですが、
私はこれもへたくそで、うにゅっと出てこない場所があったりします。
そんな時は上からさらに若干接着剤を塗ったりするときもあります。
これがいい方法かどうかは知りません。削った後に

「なんか少し線残ってる!」

というリスクよりも「ちょっと削んのダルいな」というリスクの方がまだマシという理屈です。
うにゅっとしたやつが乾いたらコレを削っていきます。

すごく話が逸れますが、秋田県の「ナマハゲ」の語源は、
仕事もしないで囲炉裏ばっかり当たっているとできる「ナモミ」と呼ばれる
低温ヤケドのカサブタを包丁ではぎに来るところから、
「なもみはぎ」→「なまはげ」
となった説があるのだそうな。想像するだけでなかなか痛そうなのですが、

泣く子はいねがぁー!!

こんな感じでしょうか?グロなこと想像した方ごめんなさい。
いつもこれやってる時はなんか思い出してしまいます。
とにかく、各場所のナモ・・・じゃない接着剤を剥ぎ取っていったのですが、
最初のゲート処理でやらかしている所がありました。

これは上腕部ですがヤスリがけしてならした後に気付きました。
片側でゲートを削り過ぎてしまっていたようです。ヤスリで削れば削るほど
どんどん浮き出て不安増大、消えてくれ消えてくれなどと思いながら
ここまでやって「補修しよう」という結論に至りました。なかなかアホです。
補修の際は乾燥が速い瞬間接着剤を使いますが、ちょっとだけたらすつもりが

ボトッ・・・ちょっと多くなりました(TT。
けっこうヤスリで削っちゃった後なので、これ以上の削りはできるだけ少なくしたいところです。
出来るだけカッターで切り取ってから、若干目の細かいヤスリで整地しました。

色はうっすら残っていますが、光にすかすと一応平面は保てているようです。
とりあえず、手足はこれで最低限のラインは消した状態にすることができました。

ちょっとピンボケですが、光にすかすとこんな感じ

まだスジボリも「計画(あくまで計画ですよ)」しているのでそれが終了したら、
目の細かいヤスリでさらに整地する予定です。
久しぶりの作業で角が丸くなったりしないか心配でしたが、どうにかいけたっぽいです。

Follow me!

久々のライン消し” に対して2件のコメントがあります。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

塗装ブース

前の記事

塗装ブース7号・改
備品

次の記事

ケガキ針を研ぐ