キャタピラ、ハゲとサビ

エアブラシの塗装も一息ついたところで、
こまごましたところを仕上げていきたいと思います。
そんな中でちょっといじってみたいと思っていたところがあります。

キャタピラです。

タミヤとかの戦車キットだと、キャタピラはポリスチレンではなく
なんか特殊な柔らかい素材のヤツを車輪に合わせて巻くような作りだったような気がします。
いつかはそういうのも手掛けてみたいとか考えながら、

今回のガンタンク初期型のキャタピラは見ての通り、
バッチリ固定のポリスチレンです。

タミヤの戦車キットとかにあるキャタピラはその柔らかさからか手の加え方次第で
たわみ具合とかも調整できるらしいですが、

そんなもん今の私の技術力では未知の領域なのです。

この際そんなのは置いといて、こっちのポリスチレンに着目しましょう。
当然、キャタピラが回ることはありませんし、
「たわみ」がどうこうなんてレベルではありませんが、何がいいって

ポリスチレンだし塗料のノリは良さそうなので、ウェザリングとかも色々やりやすいかもしれません。

マニュアルの塗装ガイドでは「黒鉄色100%」だったので、

塗装自体はたいして問題にはなりません。ムラだけ気にして塗りたくります。
写真で見る限り、たわみももともと「それなりに」再現されているので、
ある意味最初から「けっこう親切」です。
無接着・無塗装でも結構いい出来に再現できるガンプラって

ホントにすごいよね

こういう時に切に感じるものであります。それはそれとして、
「でも色々試してみたいよね(ここがネック)」ってのもまた心理なのです。・・たぶん。

で、一応はね、想像するのです。サイエンスフィクション(SF)なんだし、

ジオン公国が出てくる前の地球連邦軍って圧倒的権力と潤沢な資金力・資源力とか持ってて
当然その軍隊もそれなりに「余裕かましてる」んだから

多少は「使い倒す」にしても、

あんまりひどい劣化はない

だから、ウェザリングであるとしたら

「金属ハゲ」くらいじゃねぇかな?

などと考えるので、なんかねぇかな・・・
昔にちょっとだけ使ったことがある

「ウェザリングマスター(C)」がありました!!
しかもCセットのラインナップは「錆び・ガンメタ・シルバー」

おあつらえ向きです!

特に「シルバー」、金属ハゲはこれでしょう!
さっそくちょっと「こすりつけてみる」のですが、

塗料が付かねぇ!
なんか固まってる!
銀色が全く付着しない!

警戒していなかったのですが、これはこれで
固まって劣化するらしいです。

くそー、もったいない、なんか方法ないか?

真溶媒液とかちょっと垂らして1日待ったら治ったりしない?
そんな希望的観測を持ちながら

現実は直視します

うん、ウェザリングマスターで「銀」は今は無理?

・・・ドライブラシで銀のウェザリング?
・・銀も切らしてる。買う?その前になんかないのか?

良さげなヤツがありました!
前作の富士急ガンダムでも少し使っていたものです。

キラキラしなきゃいけないなんて理屈はありません。
白っぽくクスんでいたらそれっぽく見えるか?前作でやった

ライトグレーでのウォッシングです。
パーツは単体、割れる心配は少ないです。やってみませう。

前作の「割れるリスク」をほんのちょっとだけ脳裏に残しながら
かなりうすめた塗料を塗りたくります

んで、中途半端に乾いた(この辺がミソらしいが)ところで、
溶剤でけっこう雑に(意外と大事)チリ紙にうすめ液ひたして拭いていきます。

横から見るとなかなか良さそうです。
これでいいんじゃね?なんか軽い劣化っぽく見えるよ、悪くなさそうです。

ま、これでいっか?

ってとこなのですが、さっきのカチカチと思われたウェザリングマスター、
筆を見て解る通り、サビ色は結構生きています。

・・・そうなんだ

・・・サビ色結構生きてるんだ・・・

 

・・やる?サビ色・・

いや、・・さっき「連邦は金持ちで金属ハゲだけでどうたら」とか言ってたよな?!

・・一時の妄想なんぞこの際どうでもいいのです
技法として試す機会があるのなら・・やっぱそこは試してみましょう。
とにかく使えるんだろ?やってみましょう。
軽く目立たないところで試します。

・・・なんか、良さげな気がしてきた。そんなに悪くないです。
なら、やっぱやるか?

これはこれで良さげです。両方もやってしまいましょう。

 

サビっぽい色がちょっと見受けられるようになりました。

そうです
悪くありません。ええ。

下らんへ理屈は置いといて、せっかく使う機会があったので
やっぱ技法は重視したいところです。

「サビ色でこんな感じ」「シルバーでこれ出来てたら」とか考えるところもありますが
おかげで「ウォッシングで場合によっちゃどうにかなる」ということを知っただけでも
今回はよしとしましょう。

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