網をはれ

しばらく作品を止め「スプリッター迷彩」の練習をし、
「こういうやり方でやってみるか」的な感じになっていたのですが、

部屋を片付けていた際に、こんなものが出てきました。

うーん、網戸の網ですね
昔、プランター栽培か何かで使ったような使わなかったような・・・
まぁまぁたくさんあります。

・・・・・・・

・・・これガンタンクの排気口に貼ったらちょっとカッチョ良

はよ迷彩やれよ！

いやだって、これ先にやってからじゃないと後でもう一回塗るのやりにくいでしょ？

もう「やること前提」かい！！

という自問自答の結果、
排気口とエンジングリルにメッシュ（網戸だろが）を貼ってみることにしました。
昔の戦車の資料とか見ていると、排気口ではありませんが
エンジングリルに金網を貼っているのを見たことがあります。
「戦車　メッシュ」とかで検索するとたくさん出てきました。

エンジングリルはともかくとして排気口ってどうよ？ってな所ですが、

これがそもそも排気口かどうかもわかりません。

SFの機械なので。
まさか推進装置じゃないよな・・・

というわけでまぁやってみましょう。
できれば「おかしかったら外せる」ようにしたいところです。

「おかしかったら外す」を考えるに、そのまま接着剤とかで貼ったらたぶんマズイので
カバーのような枠となるパーツを作る必要がありそうです。
最悪削るか削りすぎてもパテで盛るという方法がなくはないですが、

それじゃ面白くないので、横枠を
ランナー溶かして作ってみたいと思います。

ビール缶のアルミで、排気口より若干大きめの円筒状に枠を作り、
最悪削って補正できるようにしておきます。

そのままじゃビローンと広がってしまうので、ちょっと多めのアルミ箔で
がっしり固定、中にツブツブに切ったランナーを入れ
オーブンレンジで溶かし、

左がアルミ枠を外す直前、外したらこんな感じです（右）。
ヤスリで削った粉も入れたのでガラが「たばこの吸い殻」みたいです（なんで削り粉があるんだよ！）
実際に使用する部分は先の円筒の底になるので、多少垂れてバリみたいなものができます。

カッターで大まかにバリを切り取って軽くヤスリで包みグリグリするだけで
比較的きれいになります。
多少はヤスリやタイラーで軽く削るとして
7～8mmくらいに切ります。

久しぶりのピラニアノコギリです。
適度な大きさに切ったら、

手元には最大2.9mmのドリルしかありませんので、
複数穴をあけて、針ヤスリとかで削って繋げ、穴を大きくします。

ちょっと形が見えてきましたよ。
ここまでくれば粗めの金ヤスリでガリガリいけるので、
少し作業が速いです。そして事件は起きました。
いや、持ち方で想像できるって？
ちょっと力が入って、

ノォォォォォォ――！！

もう形見えてたのに・・・

「お、もうちょっとで入りそうだ」って、
ちょっと削っては排気口に合わせて試している段階だったのに・・・

こんなになるまで金ヤスリでガリガリやってたのか！？
もう紙ヤスリを棒に巻いて中からグリグリ慎重にやるレベルを
だいぶ踏み込んでしまっていたようです。

金ヤスリでここまでやれる俺スゲー

なわけありません！
まぁ、ここまではいけることは解った
ということなのですが、これなら

横枠は細長いプラ板巻いた方が簡単なんじゃね？
そうとしたら、

先にアミ部分作った方がよさげかも？

・・・予定変更して先にアミ部分作ってみることにしました。

排気口はこれが真ん中とは限りませんが直径約1cmといったところでしょうか？
円形フチ約1mmくらいに見えます。
1cmとほんの気持ち多めくらいを目安に外円、そこから1mm中にもう一つ円を
プラ板にコンパスを使って書きます

直径1cm、幅1mm、厚さ0.3mm

の輪っかを作ります。
数字だけ見たらけっこう無謀な気がしてきた。
まったく想定しないわけではなかったですが、というか当然のことながら

何度か失敗しました。

が、おかげで
先に内側をできるだけきれいに切り取って、円内を紙ヤスリでならし、
外を大まかに切って、紙ヤスリでならすという手順でやれば

ほんのちょっと小マシ

ということがわかりました。
いや、それがわからないレベルなのか？と言われたらその通りです。

お世辞にも完全な円とは言えませんがそれでも良しとします。

完成時はこんな棒が着くのでさほど目立たな
上手だろうがそうでなかろうが「やれば」経験はゼロじゃなくなるのです、たぶん。

輪っかが出来たら、片面に瞬間接着剤を塗り

網の上にペタっとつけてみます。
ガラに合わせていい場所を・・・とか考える余裕はありません。
まずはこれでいいですが、

しかしこれもくっつきが悪いです。

網戸がどんな材質かは考えたことがなかったですが、
時間置いたら何とかくっついたっぽいです、「瞬間」接着剤なのに・・・
まぁ、とりあえずはくっついたので、
バラつかないように注意しながら周りをはさみで切ります。
試しに２つ並べてみます。置くだけですが、

もしかしたら・・・いや、そうしたいと思いながら頑張ってみたつもりだけど、

なんかカッコよさげな気もする！！

とはいえ、仕事が遅い私には
この数日ここまででいっぱいいっぱいでした。
次回、横枠取り組みたいと思います。

迷彩は・・・もちろん忘れてませんよ。
練習とはいえ、あんだけ色々やらかしたんだし・・