指紋は残すな
すさまじく誤解を生みそうなタイトルで始めてみました。
さて、
前回の手痛い失敗を
「軽く」載せちゃったことを今更ながら
ほんのちょっと恥ずかしく感じている
タカペニョッソスです。
皆さんいかがお過ごしでしょうか。
今までこの短期間で何度か失敗の写真を載せてきましたが、
載せるたびに、
何でしょうか、
みょうな頭の重さを感じます。これが羞恥心というやつなのでしょうか。
とはいえHPに「活動記」なんて銘打っちゃってるし、
失敗も活動の一つということで
前フリが長くなっちゃいました。
それでも自分が見返したときに過程をわかりやすくしておきたいと考え、もう一度、
「私の恥ずかしい写真載せちゃいます」
あぁぁ、頭抱えたくなる・・・
まぁ、こんな絶望的な状況からでも、
ここまでもってこれたというところで前回は終わったのですが、
失敗の写真にもクッキリ写っている指紋、
これが一番の難所と考えています。
上から白を塗りなおした写真では「指紋消えた?」っぽくも見えるのですが、
角度や光具合を変えて解りやすく写してみました。
塗った状態でも実際はこうです。
とりあえず、白を塗った後で溝にだけ
ふき取りタイプのガンダムマーカーでスミ入れしました。
手痛い失敗の前はへこみ部分とか全部やったら汚れがひどく目立ったので今回は控えめにします。
話を指紋に戻します。
ここに「つや消しトップコート」を吹くのですが、
何回か前の作品で、その時も黒立ち上げで塗装していて仕上げにトップコートを吹いたところ、
塗った基本色が薄かったのか基本色が多めに溶けて、下地の黒が多めに浮きだしてきて
すごく暗めのデキになったことがありました。
それを思い出しました(その作品は塗りなおしたので暗いのは写真も残っていません)。
CGIクレオス社の「つや消しトップコート」は名前の通り、
艶を消して落ち着いた感じにするためのもので、
「溶剤」です。
素組ならプラスチックの表面を溶かし、
塗装していたら、その塗料の表面を溶かして艶を消します。
表面を溶かすのだから
指紋もきれいに出来ねぇかな?
つや消しという用途では何度もお世話になってきましたが、
こういう目的での使用は初めてです。
実験的に一回吹いてみます。
!!
これはもしや、いけるような気がしてきました!!
たぶん回数重ねすぎたら、「何回か前の作品」と同じく塗装が「溶けすぎる」かもしれません。
ここからは慎重に行きます。
そして2発目、
多少はマシになりましたが、ここまでか?
・・・・もう1発・・
やめろって、まわりが剥げだしてる。
写真は目立つ光具合で「接写(5cmより近い?)」しましたが、30cm離して見たら
「目では」全然ごまかせるように見えます。
同じものを30cm離して光具合もちょっと考慮して撮影、切り抜いて拡大したら
こう!!!
上と比較してもバッチリごまかせます!
撮影技術ってほんとに恐ろしいね!!
・・・・失礼しました。
とはいえ、30cm離して見たらこんな感じなので
我ながら「よくここまで直したな」と
ちょっとだけ自画自賛したくなります。
さぁ、ここから藪蛇となるか、蛇足となるか、
もうちょっとだけ食い下がってみます。
ここから先は「好みがわかれます」
そして私はデカールベタベタ大好き派です。
もう察しが付くとは思いますが、
次の方法とは、
「指紋のとこデカールで貼ってしまう」です。
自分でデカール位置とかデザインする以上
けっこうセンスを問われる部分ではありますが、
少々センスが悪くてもとりあえずは指紋を隠せます。
コーションマーク(その場所の注意書きみたいな印)を流用する目的で、
それなりに色々なのを「思い立った時に」買っては使っていました。
ところどころだけ欠けてるのは、今までいろいろなキットでその都度流用してきたからです。
で、なんか良さげなヤツがないか、目を凝らして探します。
流用なので必ず「これがいい」なんて形があるとは限りません。
ってか、ない方が多いです。
となると無理やり合わせてしまうか、
形を作るかです。
今回もこれってのがなかったので、
カッターで当てている所を切って、半々で流用します。
どうせ何書いてるかなんて解るわけないので、気にしません。
で、水転写デカールなので水につけていると、
また失敗しました(TT。
代わりがありません。
欠けちゃったので別のを用意しないといけません
「ら」?これ丁度良さげです。切って流用しよう。
私はいつもだいたいこんな調子です。
貼ってみると、
そんなに悪くないか、
まぁ、バッチリ指紋は隠せてそうです。
ただちょっと赤は映えすぎかな、片方だけではバランスが悪そうなので
反対側にも貼りました。
左右対称にしないのは私の好みです。
こうやって見ているだけでは首だけなので、全部組んでみないと
バランスはわかりません。
いざとなったら追加できるところがいいところです。
本来はトップコートの前にデカール貼ってコートでなじませる方がいいのでしょうが、
逆になっても贅沢は言えません。
さらに貼るかどうかは組んでから考えましょう。
出来はともかくとして、今回のは初めての試みということもあり、
なかなか達成感ありました。
まぁ、失敗しないのが一番いいのかもしれませんが。
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