違いのわからない男・・
黒立ち上げ塗装「と私が思っている方法」ですが、手法も定義もいろいろ人によって場所によって
なんか若干違ったりするようです。
呼び方も「黒立ち上げ」「Max塗り」「グラデーション塗装」が同義になっているところもあれば
これらが微妙に違ったりしてるとこもあるようです。
重ねて塗っていく回数もHPや本によって違うし、暗さを補うために若干「蛍光色」を混ぜる場合もあれば、
「光の角度を決めてから影のつけ方を微妙に変える」なんてのも聞いたことがあります。
「黒かそれに近い色をベースにして端っこを若干残しつつ、暗色→基本色→明色と吹いていく」に至っては、
調色が苦手な私にとっては「苦行」にしか見えません。
・・・・・最後のヤツは「見なかった」「知らなかった」ことにしておこう。
で、ちょっと能書き垂れましたが、何が言いたいかというと、
もう手法云々は「どれがどれだかわからない」ので、
黒ベースに「基本色」吹いてエッジを若干残しつつ影っぽくする
を、「私の思う」黒立ち上げとします!
なので、「え~?それ黒立ち上げじゃねぇよ」ってなツッコミは受け付けません。
ということで、私の思う「それ」で塗っていきます。
たぶん赤部は「盾」が一番わかりやすそうです。
まっ黒から基本色1発目を吹いてみました。
見た通り区分の分け方はこんなとこでしょう。
ちなみに、6~7回に分けて重ねて塗っていく方もいらっしゃるようですが、
私はせいぜい3回くらいです。
もうちょっと腕が上がったらそういうのにも挑戦・・するかもしれません。
ただ、今は「そんなこと言ってる場合じゃない!!」状況を背負っています。
まぁこれでいけるだろう・・・と「思う量」を作りながら、たまたまできた
ドンピシャ色
・・・・・もし、足りなくなったら次に同じ色を作り直せる保証はありません。
前回書いたように、大方の指標はあるけどズレが発生する可能性は非常に高いです、
私の技術力では。
だから調色するときは、ちょっと余るくらいを作ってボトルに保管するくらいがいいらしいのですが、
余ったら余ったで、たぶん2度と使わないよ、この「イメージカラー」とやら
なので理想は、
「ちょっとだけガンの中に残ったな、吹き切っちまえ」
くらいを望むのです。
もちろん、基本色が調色しないといけない色で、何回にも分けてやらなければならないってな状況
(例えば、サザビーみたく体のほぼ全体が1色で、しかもそれが調色しなければできない色だったりするとき)
は、少々の浪費覚悟で多量に作りますが、
基本、余らせたくないのですよ、やっぱ。
RX-78ガンダムの赤部、そんなたくさんはありません。
盾、脇腹、目の下、あご、角の真ん中、腰の真ん中、スリッパ
たぶんこれだけです。
重ね塗りを加味した配分を「目分量(やっぱりか!)」で考えながら、
一発目完了です
元のイメージカラーより違うように見える(スリッパの関節接続部(写真の左の方)は
塗装していないからこれが基の色)のは影部がまだ多くて暗く見えるからだ!そうだ!
まま、まぁ一発目だし、
とりあえずそういうことにしておこう。
で、2発目、盾で撮影すると、
・・・一気に行き過ぎたか・・・なんか焦りが見えるね。
そりゃそうだよね、塗料も限りがあるし。
でもいっつもこんな調子なので、だからだいたいせいぜい3回で終わるのです。
あればいくらでも作れる原色でも、同じような結果になりがちです。
6~7回に分けて吹く人ってどんな細かくやってるんだろう?
それは今後の課題としておいて、他もやっていきます。
2回、一部3回吹いたらこんな感じになりました。
「これ以上やめとけ」って
私の心に訴えが届いたパーツは2回でやめてます。
とりあえずこれで良しとします。
で、実際はほんのちょっとだけ「塗料」が残りました。
いざというときの為に、一応ボトルに移しました。
使えるかどうかわからないくらい少量ってなレベル、
でもないよりかはいい、何が起こるかわからないので
残しておこう。
「ええクソ、もったいない」とか思いながら捨てる時が来るのが、
キット制作的にはいいんだろうなぁ・・・
残ってる「青」と「黄」で、どんなふうになるだろうな・・・